贖罪の教室 後編
内容紹介
「贖罪新聞」最新版。その内容は、七瀬の痴漢電車でのことと、保健室での七瀬とまどかへのイジメのことだ。七瀬は、まどかを巻き込んでしまったことで落ち込み、自分は罪深い存在なのだから当然なのだと思うようになっていく。正己は説明を始めた・・・。実は彼らは、殺された西野の子供だった。平松の学生時代、学校では「贖罪新聞」という物が密かに出回っていたが、それは西野によるものだった。イジメに参加する勇気の無かった彼は、平松の行為を行為を書いてバラまくことで、彼が動揺するのを見て密かな快感に浸っていたのだ。失業した西野は金に困り、十数年ぶりに平松と会った。彼が塾経営で儲け、マスコミに顔をだすほどの成功者だったからだ。西野は、昔のネタで脅して口止め料を引きだそうとしたが、「贖罪新聞」を書いていたことがバレると、逆切れした平松に殺されてしまったのだ。正己とさつきは、父の書斎で殺される直前まで書かれていた日記を見つけ、全てを知った。
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