麗辱の館 前編・後編
内容紹介
孤児として育った大地駿が住み込みで働き始めたのは、地位と名誉と資産を持つ五姉妹が住む名家の館だった。目の前にある上品で豊満な肢体と膨大な財産。駿はその全てを手に入れるべく動きはじめる。最初のターゲットは次女の燕。燕は快楽を追求する官能小説家。そして燕は、駿に長女詩鶴を陥れる協力をする。詩鶴はおだやかで大きな包容力を感じさせる貞淑な未亡人。しかしその豊満な肉体の本性を駿に暴かれていく…。駿の予測とは違い、詩鶴は母親に恨みを持っているという事を含めて、駿に洗いざらいをぶちまける。詩鶴は自分の目で見てみれば良い、と駿に離れの鍵を渡す。駿はそれでも納得がいかず、燕にも母親のことを尋ねる。燕からは、彼女の両親の事情を聞かされる。それは、父親の行為によって母親は精神を病み、またその病んだ記録を見たことによって、今の燕が形成されたという事だった。駿は、これで城ノ内家は手に入れたのも同然だと思いつつも、どこか納得しきれない。そこに現れた巴が、離れの鍵を要求する。巴にとって母親の仇なのだということが分かる…。
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