哀・奴隷 (あい・どーる)2
内容紹介
そのパーティーは、レイチェルと同じ年頃のアイドール候補生たちの模擬試験”だった。殿方は、経験豊富で信頼のおける者ばかり。男たちは試験官として時には優しく、そして時には意地悪に少女たちを責め、候補生たちは次々に脱落していく。しかし、レイチェルは最後まで頑張り通した。そしてレイチェルは、パーティーの殿方たちの会話の中で、初恋の相手アンドリューがベスと結婚するらしいという話を聞く。レイチェルはいてもたってもいられず、城を抜け出してアンドリューがいるという場所に向かう・・・。レイチェルが少女時代を過ごした寄宿学校でのいじめ役マーシャは家が没落し、街の娼婦に身を落としていた。ある夜、彼女はアイマスクをした紳士の相手をする。男は戦場で傷ついて以来、性的不能となったらしい。その治療で娼婦通いをしていることを知る。マーシャは偶然レイチェルと再会し、アイマスクの紳士がレイチェルの叔父、リュセ侯爵であることを知る。秘密を知ったマーシャは、リュセを脅迫して金を手にする。さらにレイチェルを苛めようと新聞屋にタレ込むが、逆にレイチェルの手の者によって消される。リュセは侯爵家をスキャンダルから救ったことでレイチェルに感謝する。そして彼は、性的不能の原因が別にあることを告白しはじめる。いつになく弱々しいリュセの話にレイチェルは耳を傾けるのだった・・・。
哀・奴隷 (あい・どーる)2 サンプル画像